2018年 合格 墨田区 N.Sさん

1. 強気な受験生:独学で挑んだ3年間

昨年大学を卒業し、新卒で入社して社会人1年目をしています。
保育士試験を初めて受けたのは大学3年生の秋で、それから3年、ラストチャンスと思っていたところでなんとか合格できました。
今思えば私はたいそう強気な受験生で、筆記も実技も完全に独学、受験するからには一発合格するつもりでした。
それが最終的に、ラストチャンスというところまで追い込まれ、実技は宮田先生にお世話になることになるなんて、全く想像していなかったです。

2. ラストチャンス:不安と焦り

社会人1年目の秋、ラストチャンスの筆記試験を自己採点して一次を通過したと分かった瞬間、喜びも束の間、私は実技試験について調べまくりました。
受験を決めたときから、実技試験は「音楽」と「造形」で受けるつもりでした。

3. 恩師との再会:5年ぶりのレッスン

というのも、絵を描くことに特に不安要素がないと判断したから、ピアノは小学1年生から高校2年生の11年間習っていたからです。
だから、実技について人様のお世話になるなんてことは全く頭にありませんでした。
しかし、いざ筆記を通過してみると、急に不安が襲ってくるものです。
インターネットで目につくのは「ピアノは得意なのに実技で不合格だった」と不安を煽ってくるブログばかり。
「次の実技がラストチャンス」というのが決め手になり、私はその日のうちにかつてのピアノの先生、宮田先生へ5年振りに連絡を入れました。

先述した11年間通っていたピアノ教室は、あ.てんぽ のことです。
HPのお問い合わせフォームから連絡をすると、すぐに返事がきました。先生はお忙しいようでしたが、特別に見ていただけることになりました。

4. 歌の重要性:独学では気づかない課題

初回のレッスンで先生と再会を果たし、第一声は「あなた、なんで保育士試験受けているのよ!」でした。

それもそのはず、あ.てんぽ 在籍時は全く保育の分野など興味はなかったからです。
「建築家になりたいって言っていたじゃない」と小学一年生のときの夢を話に挙げるあたり、驚くのも無理はありません。

一通り近況報告を済ませた後、先生は「実技はピアノじゃないからね、歌だから!歌がメインよ。」と言いました。
私はピアノのことばかり考えていましたが、ピアノに負けないように大きな声で歌わないといけないとのこと。私は日頃、カラオケの付き合いさえ極力避けたいと思っているほどです。
歌なんて全く自信がありませんでした。

ということで、レッスンでは歌を中心に見ていただきました。
子どもに教えるように歌うことや、滑舌、伴奏のボリュームの調整など、独学では気付かないことを指摘していただきました。
時には、試験官に受験票を渡すところからシュミレーションし、動画に撮って確認をしました。

特に指導されたのは声のボリュームと歌うときの表情です。
子どもへ教えるように、歌詞をはっきりと発音し、ピアノに負けないようのびのびと歌う、子どもが楽しく歌えるように表情を柔らかく保つなど、人に見てもらわないと気付かないことだと思います。

5. 試験当日の過ごし方:経験者のアドバイス

実技の指導の他、先生は試験会場の最寄り駅からのルートや、試験会場での過ごし方まで、懇切丁寧にアドバイスしてくれました(笑)先生ご自身もかつて受験生だったということで、経験者のアドバイスは参考になりました。

6. 合格の喜び:努力と出会いの結晶

お陰で試験当日は特にトラブルなく、無事合格することができました。

7. 未来へのメッセージ:不安な方へ

実技試験は評価基準が明確でなく、対策がしにくいと思います。
ただ、試験官が実際に見て採点をするという点では、人に見てもらうということが最大の対策になる気がします。
保育士の振る舞いをイメージしながら練習をすることは非常に大切です。

先生には、その視点を教えていただきました。
それと、あ.てんぽ には小学1年生から11年間在籍していましたが、先生の前向きでハツラツとしたところが本当に変わりません!久しぶりにお会いしましたが、毎回元気を貰っていました。

私は最初、本当に趣味のつもりで保育士試験を受験しました。
保育士になる予定も全くなかったので、一発合格できなかった時は「保育士にならないのに、なぜお金を払って勉強するのだろう…」とさえ思いました(笑)けれど結果的に見れば、一生モノの資格を取得できた喜びは大きいです。

もちろん、保育士試験を通して先生と再会できたのも、非常に嬉しいことです。

実技試験で何か不安がある方は、宮田先生をぜひあたってみてください!丁寧な指導はもちろんのこと、超絶マシンガントークで、沢山励ましてくれると思いますよ。