2025年 合格 東京都 A.Sさん

2025年度前期保育士試験、お疲れ様でした。

今回も見事に合格を勝ち取られた、喜びの声をご紹介します。

今回はQ&A形式と感想文形式での掲載です。ぜひ、じっくりとお読みください。

Q1 合格おめでとうございます!まず、保育士試験を受験しようと思った動機を教えてください。

A1 温かいサポート、本当にありがとうございました。

保育士を目指した一番の動機は、手に職をつけたいと思ったことです。

Q2 受験対策に「あ.てんぽ」を選んだ理由は?

A2 学科試験に2年がかりで合格し、独学で実技試験に臨んだのですが、「言語」は合格できたものの、「音楽」が不合格でした。保育士試験は3年以内に全科目に合格しないと、それまでの合格実績が無効になってしまいます。そこで「音楽」の対策として大手音楽教室の体験レッスンも受けてみましたが、保育士試験に特化した内容ではなかったため、インターネットで検索して「あ.てんぽ」を見つけ、入会を決めました。

Q3 レッスンで印象に残っていることは何ですか?

A3 先生ご自身が、私と同じように学科合格に年数がかかり、緊張しながら実技試験を受けたという体験談を話してくださり、**「この先生なら、私を合格に導いてくれる」**と強く感じました。

2024年後期試験の直後に「すぐに入会させてください」とメールしたところ、先生からは「課題曲が発表される1月以降で良いのでは?」と不思議がられましたが、それほど「次こそは必ず合格する」という気持ちが強く、毎回緊張してレッスンに通っていました。

2月の終わり頃、うまく弾けない私に先生が**「そのレベルでは合格できません。とにかく毎日練習してください」**と厳しい口調でおっしゃったことがありました。正直、月2回のレッスンで独学とどれだけ差が出るのか半信半疑でしたし、年度末で仕事も繁忙期でした。それでも何とか練習時間を確保してレッスンに臨むうちに、毎回的確なポイントを教えていただけるようになり、大変ためになりました。当時は「先生に叱られないように」という一心だったかもしれません。

本番前に2回、模擬試験形式で本番さながらのレッスンをしていただけたのは、本当にありがたかったです。

Q4 試験当日までの心境や、後に続く方へのアドバイスをお願いします。

A4 不安を解消するには、練習あるのみです。

先生からは、いつも「この試験はピアノの腕前を見るのではなく、子どもたちに楽しく歌い聞かせができているかを見る試験です」と言われていました。つまり、試験直前まで演奏に必死になっているようではいけない、ということです。

当日は待ち時間が長いことを見越し、先生のアドバイス通り、早朝にピアノスタジオを予約して声出しをしてから試験に臨みました。

3年にわたる保育士試験を、無事に終えることができました。

カコ先生、そして模擬試験にご協力いただいた教室関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

担当講師より

A.Sさんから入会希望のメールをいただいたのは、2024年後期の実技試験が終わった直後のことでした。「レッスンは課題曲が発表される1月からにしましょう」とお伝えしたのですが、「絶対に不合格なので、すぐに入会させてください」と強いご希望があり、昨年の12月から約半年間、二人三脚での合格への道が始まりました。

1月に前回の結果が届き、「音楽は4点でした」(50点満点中30点で合格)という報告を受けた時は、「大変なことを引き受けてしまった!」と正直愕然としました。同僚のまどか先生に「どうしよう、4点の方なの!」と思わず相談してしまうほど、私自身も動揺していました。

そして2月の終わり、ついに私も覚悟を決め、「私は、4点のあなたを40点まで引き上げるつもりです。私の教室からこれまで受験した生徒さんは、皆さん40点以上で合格しています。そのつもりで、ついてきてくれますか?」と、あえて厳しい口調で伝えました。後からまどか先生に話すと「先生、それって点数を10倍にするってことですよ!」と驚かれてしまいましたが、もう後には引けません。「やるしかない!」と私の指導にも熱が入り、その日を境にA.Sさんの目の色も明らかに変わりました。ピアノの腕前はめきめきと上達し、5月には安心して本番を迎えられるレベルにまで仕上がりました。

そして見事、念願の合格を掴み取り、彼女の長い挑戦は幕を閉じました。レッスン当初、言葉の端々に弱気が見られたA.Sさんが、自信に満ちて明るく前を向く姿に変わっていくのを見られたことは、私にとっても大きな喜びです。

これからの人生、この半年間の頑張りがきっとA.Sさんを支える力になるはずです。

A.Sさんの素晴らしい未来に、乾杯!